工業高校で本当にあった怖い話

工業高校で本当にあった怖い話

この記事は静大情報LT Advent Calendar 2019 25日目の記事です。

どうもこんにちは、CS1年のおちゃむらです。

最初の方にアドベントカレンダーを何か書こうかな〜ってずっと迷ってたんですけど気付いたら最終日でした。

キーボードが個人的に好きなので、それについて語るのもいいかなと思ってたんですけど、それよりも自分が卒業した工業高校についてみんなにもっと知ってもらいたいなと思いこのテーマにしました。

高校について

まず、話に入る前に母校について少し説明をします。母校は何科かあって1年の前期で全ての科を体験してから、成績順で入りたい科に入ることができます。 なので、1年前期まではそれぞれ志望する科が違う人たちと一緒に授業を受けることになるのです。

工業高校というとめちゃくちゃヤンキー多くて荒れてるみたいなイメージがあると思うんですけどこれが全くその通りで、土木関係志望の奴らもうとんでもないんですよね。 授業中に歌歌いながら廊下歩くとかしょっちゅうあるレベル。ちなみに彼らが好きなのは尾崎豊

幸い自分が志望した科は倍率が高くてちゃんと勉強した人だけが入れるので後期からは安全だったんですけどそれまでが 地獄(地獄) でした。

そんなやばいやつらとの日々や、母校について語っていきます。

入学式

みんな待ちに待った入学式です。僕もこの頃は希望と期待で胸がいっぱいでした。この頃までは。

一番最初に絶望したのは学校で使用するスリッパでした。

中学までは上履きがあってそれを室内限定で履いていたと思うんですけど、用意されていたのは完全にトイレのスリッパでした。いや、トイレのスリッパと言うとよくないですね… ちょっと使いやすくなったトイレのスリッパが正しいです。

画像検索で似たようなものを検索したんですけどこれをもうちょっとだけ使いやすくして薄赤色にしたら完全にそれ。

しかもわけわからんのがこれ室内専用かと思ったら、外に出る時もこれ。普通の靴で教室入るときはクッソブチギレるくせに。 なんのために分けとるんじゃ。

入学式で覚えてるのはこのスリッパについてしかないですね。おしまい。

授業

待ちに待った授業、専門教科は自分が受けたい科のやつ以外も楽しく受けることができたんですけど、英語と数学は思ったより簡単なのしかやらなくて飽きが来ましたね。結論から言うと高校三年間でやった英語においては全部で中学の復習(ほんとにちょっと+αくらい)と数学は数3まで一通り(概要をさ〜っと流されるだけなんですけど)

まあ工業高校だからマジでこんなもんしか普通教科は習わないんだなと痛感しつつ自分で勉強を進める。

ただ問題なのは授業自体じゃないんですよね。まじでやばいのは僕の後ろにいた土木志望のチンパンなんですよ。

尋常じゃないくらい周りの奴らと喋りまくるんです。もちろん喋りかける相手として僕も例外ではないです。

けど、授業に集中したいので適当に返していました。

おそらくそれがチンパンは気に入らなかったみたいで僕はそいつのいじめの対象になってしまいました。

具体的にはつねられたり、ぶん殴られたり、シーブリーズ(bokuno)ぶっかけられたり…

どうせ前期でチンパンとは離れられると思ってたし、周りに助けてくれる優しい人たちもいたので先生には直接言いませんでした。今考えたら絶対報告するべきだったんですけど。

そんな感じで授業と言うか学校に来るのが若干嫌になっていました。

期末テスト

待ちに待った期末テストです。僕は中間テストで割といい順位だったので同じ感じで勉強すればきちんと第一志望の科に入れるから頑張ろうと考えていました。特に、チンパンと離れることができると言う期待を胸に膨らませ。

いつも通り図書館で勉強してから帰ろうかなと考えて教科書をまとめてたときに急に後ろからチンパンに声かけられたんですよね。またいつも通り(からかいかな)と思って、なんだよと返したのですが、チンパンが「赤点取りまくっててやばいから勉強教えてくんね?」と。

いや〜〜〜wwwww今までいじめてきた相手に勉強聞くかぁ???おいwwwwww第一俺が教えると思ってんのかよぉ!!!wwwww

とか思ったんですけど教えるという優越感に浸ることができるのできっちり教えてあげました。

初歩的なものすら全然理解できてなかったんですけど。

まあでも危機感を感じて勉強するようなやつだったんだなと思い若干見直してテスト本番に挑みました。

テストは先生によってまちまちでちゃんと作ってくれる先生や、過去問と全く同じ問題しか出さない先生など様々でしたが、まあ基本的には対策した感じで解けていました。

しかしここで問題が起きます。問題が起きたのは確か情報処理系の授業のテストを受けていたときでした。

僕は解き終わって見直しも終わったので、寝不足を解消するために腕を枕にして寝ていました。そんな安眠にふけっていると、急にドンっ!!と後ろから衝撃が走ります。

何が起こったのでしょうか?脳は一瞬理解できなかったのですが、僕は後ろのチンパン殴られた のです。

気のせいかもしれないので、僕はそのまま寝たふりをしました。しかし、もう一度衝撃が走ります。今度はそれと同時に「おい、答案見せろ」と蚊の鳴くような声が聞こえました。

流石に脳がはてなマークで埋め尽くされましたし、若干直ったチンパンへの評価がマントルを超えて落ちました。笑っちゃうくらいに。

結局その時は寝たふりをずっとして回避したんですけどありえんくらい痛かったですね。よく耐えた俺。

終わり

こんな感じで1年前期はずっと過ごしていました。チンパンは追試とかになってたんじゃないですかね。もう興味なくてそこからは知りません。というか1年が終わるくらいにはもう高校にいなかった気がする。

思い出しながら雑に書いた話でしたが、ここまで読んでくれた人がいるなら同じ工業高校に行っていないという自分の運命を祝ってください、そして読んでくださってありがとうございました。

今後も何か高校であった面白い話を思い出したら書くかもしれません。まだ1年前期しか書いていないので(これが一番怖い話か?)